少量で適度なアルコールが脳卒中や虚血性心疾患のリスクを減らす



カナダ・カルガリー大学のPaul E Ronksley氏らの検討によると

適度な飲酒は、飲酒しない場合に比べ広範な心臓血管病関連の転帰を

改善するとともに、全ての原因死亡のリスクをも減らすことが明らかとなった。

呑み助にはいい知らせかもしれないが、詳しくは、以下の引用を参考に


ここから引用


研究グループは、飲酒が多様な心血管アウトカムに及ぼす影響を

評価した試験について包括的な系統的レビューを行い、

メタ解析を実施した。

Medline(1950〜2009年9月)およびEmbase(1980〜2009年9月)を

検索して論文を抽出し、参考文献や会議記録などにも当たった。

レビューの対象としたのは、飲酒と心血管疾患死、冠動脈心疾患罹患・死亡、

あるいは脳卒中罹患・死亡との関連について検討したプロスペクティブな

コホート研究であった。

4,235試験について患者選択基準、試験の質、データ抽出法を評価し、

最終的な解析の対象となったのは、日本の7試験を含む84の試験であった。

個々の解析項目のアウトカムについてプール解析を行い、変量効果モデルを用いて、

非飲酒者との比較における飲酒者の調整相対リスクを算出した。

全体として、飲酒者の相対リスクは、
心血管疾患死(解析試験数:21試験)が0.75(95%信頼区間:0.70〜0.80)、
冠動脈心疾患罹患(29試験)が0.71(0.66〜0.77)、
冠動脈心疾患死(31試験)が0.75(0.68〜0.81)、
脳卒中罹患(17試験)が0.98(0.91〜1.06)、
脳卒中死(10試験)は1.06(0.91〜1.23)であった。



ここまで引用


1日に1杯の飲酒で心血管イベントのリスクが

14〜25%も低減することや

日本の試験が7つも入っているのは心強い。


ところで気になる適度な飲酒とは、次のようなもの

1杯の酒類のアルコール含有量を12.5gとすると

ビール:355mL、

ワイン:グラス1杯(148mL)、

40度の蒸留酒:グラス1杯(44mL)にほぼ相当


心筋梗塞や狭心症など冠動脈心疾患死のリスクが最も低かったのは

1日1〜2杯で、

脳卒中の死亡リスクは

1日1杯以下で最も低かったということ。



くれぐれも飲み過ぎないように気をつけましょう
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: